横山晴美さん(仮称)
製造メーカー広報部
商品PRビデオの作り方を追ってみましょう。 製造メーカーの広報ご担当さま。新製品が完成し、PR計画を作成中。 流通大手さまの店頭でプロモーション動画を上映する計画をたてました。 が、動画制作を発注するのははじめて。どうしていいか、皆目見当もつきません…。
横山晴美さん(仮称)
製造メーカー広報部
商品PRビデオの作り方を追ってみましょう。 製造メーカーの広報ご担当さま。新製品が完成し、PR計画を作成中。 流通大手さまの店頭でプロモーション動画を上映する計画をたてました。 が、動画制作を発注するのははじめて。どうしていいか、皆目見当もつきません…。
株式会社エスワン工業は、アイデア商品の製造メーカー。大手スーパー、ディスカウントストアさまに商品を納入しています。この度、開発に2年をかけた新商品が誕生!DIY店を中心に、強力な拡販推進を考えています。そこで出たのが、「店頭のPR動画でPRする」案。店舗さんとの協議も進み、場所も確保できそう。ですが、肝心のコンテンツはこれから。担当者の横山さんは、さっそくwebで制作会社探しをはじめました・・・。
商品を手に
取らせるきっかけに
晴美さん : う~ん、今、ネットで制作会社を調べてるんですが、どこも似たような感じで決め手に欠けるなぁ…どうしよう。
同僚 : まず、うちの制作条件を明確にすればいいんじゃない? たとえば●予算、とか ●納期、あとは●どういう雰囲気にしたい、とかね。
晴美さん : そうね、予算は50万円までかな。あと、8月末までに欲しい。店舗さんにそう伝えてるからね。雰囲気は明るく、かつテレビの通販番組みたいなのがいい。テロップで分かりやすくしてもらって、音がなくても製品の良さが伝わるような。
同僚 : ちなみに店頭のお客さんって、立ち止まって動画をずっとは見てくれないと思うよ。動画はあくまできっかけ。うちらは、動画を見せたいんじゃなくて「製品を買ってもらいたい」わけだから。
晴美さん : それは大事なポイント。数十秒の動画でも十分に製品のおもしろさを感じてもらえて、製品を手にとってもらえる方がいいな。
同僚 : その条件で業者さんを選定してみれば? どんな会社があるの?
晴美さん : 見てみると、50万円以内で作ってくれそうな会社さんはいろいろあるわね。30万円のとこもあるし、25万円からってところもあるわ。
同僚 : それは分かりやすいね。そのあたりからセレクトできるんじゃない?
表示価格がそれよりも高い業者さんは論外ということで。
晴美さん : あ、ちょっと待って! この30万円や25万円の業者さんって、なんだかいろいろと制約があるみたい。
明確な「値段基準」は必須
同僚 : どんな制約?
晴美さん : えーっと、撮影は8時間まで、編集は1日以内、などなど。こちらの会社も似たようなものね。
同僚 : …編集に関して、時間制限出されてもわからないよ。だって、我々は何にどういう時間をかけるか、先方を制御できないじゃない? それこそ、ベテランが8時間作業するのと新人さんが8時間作業するのでも、時間区切りだと同じことでしょう? そういう仕切りはやめてほしいな。
晴美さん : 確かに。結局、うちが作って欲しいのは動画作品なわけで、先方の作業上の事情ではなくて、うちの事情とか条件に合わせて欲しいよね。その上でじゃないと時間も値段もわからない。
同僚 : だから、00万円ってのは基本基準と考えて、その基準価格を目安に見積もりを出してくれるところがいいんじゃない?
晴美さん : あ、ここは基本価格が19万円になっていますよ。企業ものとしては今までで一番安いな。会社名はくすのき台エージェンシーだって
同僚 : いいじゃない。そこは制限とかあるの?
晴美さん : いや、ここはないみたい。19万円のなかで撮影は1日+αで時間制限なし、編集も制限なし、文字やテロップも無制限って。
同僚 : いいね。他には??
晴美さん : ナレーションはオプションみたい。まぁこれは付けたいところね。
同僚 : さっそくメールで問い合わせしてみれば?
メールで問合せをしました。
同僚 : どうだった??
晴美さん : けっこういい感じ。さっきあなたが言ったとおり、基準価格にどういうオプションをつけるかで最終的なお見積もりになるみたい。
同僚 : さっそくオプションの選択をしてみましょうよ。
晴美さん : ナレーションは絶対に必要ね。
同僚 : CGはどうする?
晴美さん : それはいらないと思う。だって、そんなに複雑な機能はこの製品にはないし、技術的に説明したいってわけでもないから。
同僚 : あと、予算も大事よね。話だとCGはかなり高いんでしょ?
晴美さん : そう。
同僚 : だったらいらないよ。別にこの動画が売り物ではないんだから。
晴美さん : 問い合わせてみると、CGまで行かなくてもそれに準ずる見せ方や表現はあるんだって。要は「何を見せたいか」さえ明確になれば、CGなしでの制作でもメッセージは伝えられる、と。
同僚 : じゃぁ、それでいいんじゃない? この製品の売行きが好調になれば、後日でも発注できるしね。オプションは、あとはどんなものがあるの?
晴美さん : パッケージ。要は保存用のディスク装丁のこと。これは個人的には欲しいなぁ。
同僚 : う~ん、店舗さんに置かせてもらうだけなら、必要ないけど。でも社内保管用にジャケットは欲しいな。新規のお取引先さまにお渡しする上でも、装丁があるなしで印象が全然変わってくるよね。
>>装丁サンプルはこちら
晴美さん : ではジャケットはありね。あとは技術的な内容みたいね。このあたりはくすのき台エージェンシーさんにアドバイスもらいながら決めましょう。
同僚 : この段階で、想定見積額ってアバウトにどんな感じ??
晴美さん : 図で表すと、こんな構成ですね。
晴美さん : なるほど。非常に明確な見積もり内容ね。これなら上司決済もとりやすいわ。
同僚 : では、この内容で社内稟議にかけます。晴美ちゃんは、くすのき台エージェンシーさんに正式見積もりをとっておいて。
晴美さん : 了解です。
( 稟議が下り、正式発注完了 )
同僚 : ようやく業者がきまりましたね。
晴美さん : うん、くすのき台エージェンシーさんで助かったよ。これは後日談なんだけど、くすのき台エージェンシーさんは、代金後払いで前金に準ずるようなものは一切ないの。社内決済もしやすかった。
同僚 : そうなんだ。確かにどんなものが上がるかも分からない段階で、前金とか払えないですものね。こんな部分にも、くすのき台エージェンシーさんの制作にかける意気込み・顧客第一の精神は徹底してるといえそうですね。
インターネット上には、多くの動画制作会社さまがひしめいています。どの会社さんも誠意をこめて仕事をされていると思います。が、ユーザーの立場からすれば「見積もり根拠が不明瞭」「値段がかなり高い」、それが偽らざる印象…。くすのき台エージェンシーは、こうした業界体質にメスを入れるべく設立された、といっても過言ではありません。現在の機材状況をにらみつつ、そこから逆算してもっともお客さま利益になる品質と価格を提供したい。
それが企業理念になっています。それゆえ、確かに当社のお見積もりはお安いですが、無理な価格設定はしていません。デジタル革命の進む現在、本来この値段で制作は可能なのです。結果、たくさんの企業さまにご評価をいただき、制作に携わらせていただいています。