「商品PRビデオ」と区切ってはいますが、下記のコラムに書かれてあることはあまねく「ビデオ制作」全ジャンルにあてはまります。要は「当たり前のことを、当たり前にこなす」。その要点を、あらためておさらいしてみましょう。 |
店頭ビデオを制作する上で守るべきセオリーがあります。それは「十数秒コンテンツの積重ねで構成する」ということ。 実際に店頭で「長々と」映像を見てくれるお客さんはいません。商機は瞬間。映像のインパクトで目を惹かせ、即座に「面白そうだな」と思ってもらう。これがポイントです。 そのためには、数秒で注意力を喚起するインパクト性が絶対。それを実現するための技術とセンス、構成戦略が必須です。 文章のように「AがBだからC、ゆえにD」といった「文節」で表現するような映像は完全にNG。そうではなく、理屈を越えて「右脳」に直撃する映像でまとめる。これが、店頭ビデオを成功させるためのもっとも大事な核心点です。 |
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制作会社によっては「編集時間○時間まで○万円」といった表記をしているところもあります。が、本文にもあるように、これはまったく制作費の基準になりません。撮影費も同様です。 作業の習熟度でかかる時間は変化しますし、そもそも「作業」ではなく「コンテンツ」を求めているクライアントさまにとって、どのくらいの時間がかかったかなど全く関係ないお話。あまりにも次元の低い価格基準です。そこに「職人気質」はなく、あるのは「雇用者意識」…。 そうではなく、苦労を超えていいものを作りたい。そう願っている会社さんなら、時間ではなく「総額内で」最高のものを仕上げられるよう、努力するはずです。 |
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修正作業に細かな制限を加える制作会社は多いようです。が、修正は制作につきもの。制限があること自体おかしな話です。修正要望は無制限に対応、それが本来のすがた。また「テロップひと文字いくら」で課金してくるという、半ば信じられないような会社も実存する模様。これも本来ありえない話。クライアントさまの立ち場で考えれば、あまりにも不親切な内容といわざるをえません。 もちろん修正無制限対応とはいえ「差し戻し」校正はご法度です。つまり「一度指定した修正を、何度も覆す校正」のこと。これさえ避ければ、無制限対応はあたり前。発注される会社さんには、そのあたりを十分確認された方がいいと思います。 |
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確かに店頭ビデオは、さほど音量を上げて再生できない環境にあり「ナレーション」なしで、と考えるのも理解できます。 が、商品ビデオは店頭だけでのものではありません。 たとえば新規取引先さんや、大口の卸業さまへの営業時にパソコンに入れておけば、強力なPRツールになる。そのときナレーションがあるのとないのでは、伝わる内容とインパクトはかなり違ってきます。予算が許すなら、ナレーションは反映しておきたいところ。 が、上記のように売り場再生主体であれば、あえてナレなしで制作するのもひとつのアイデア。予算と用途をじっくりにらんでベストな選択をされるといいと思います。 |
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最近では、映画さながらの大規模なCGを多用した企業VPをあちこちで見かけます。確かにすごい映像だし、できればこうしたテイストを反映したいもの。 ですが、最大のネックは「予算」。こうしたCGは、当社でも最安値が30万円からとなっています。それだけモーショングラフィクスは作るのにコストがかかる商品といえます。 当社は格安制作を旨としているだけに、予算が張る結果をできるだけ避けたいと思っています。それだけになかなかオプションのCGをご提案できないのが現実。表現内容が固まっているなら、CGなしで構成するのもひとつのアイデアだと思います。 いづれにせよ、全ては予算ありき。もし余裕があれば、どうぞ。 |
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多くの場合、店頭さんで再生するDVDは、高耐久ホワイトディスクに収録され、比較的ラフに使用されています。が、ここにもし「パッケージ」があったなら、それは単なる店頭ツールから強力な「営業ツール」に変化します。 ヒトというのは見た目を重視する生き物のようで、たとえばパッケージできれいに装丁されたDVDが置いてあれば「あ、かなり本気なんだ」と見るもの。そう、営業の現場や商談のときに「無言のPRツール」として意外な力を発揮するのです。 また、社内保存用としてもきれいなジャケットはおすすめ。保存版としてのパッケージは、次世代への歴史の証言になります。 今だけでなく、将来にもわたって高い価値をもたらし続けてくれる。装丁には、想像以上の効果が秘められています。 |
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