第三者・外部の方に対し、会社のイメージをご提示する…。社史動画は、こうした重要な役割を担っています。「こういう組織なんだ」と認識させる、いわば会社の「型もの写真」。それだけに求める表現と構成には妥協せず、長く使える内容にしたいものです。
小気味の良い
テンポ感が大切
昨今の人々はネットの動画に日常的に接していて「動画慣れ」しています。その分、目が肥えているともいえる。そんな方々が業務系の動画と比べた際、もっとも感じる「落差」は何なのでしょう。
それは「テンポ感」。テレビ番組やネットの動画は秒単位で視聴者を奪い合っているため、一瞬たりともたるい絵のつなぎはありません。しかしプロシューマー系の会社はこうしたノウハウがないため、まるで公民館ビデオクラブのおじいさんが作ったような「たるい」テンポの映像に陥ってしまうことが多いようです。
当社は、地上波ワイドショー制作がその出自となっています。その利点を生かし、数秒たりとも飽きさせないテンポ感、そして小気味よい編集内容をお客さまにお届けしています。
動画と同等に
重要な要素
収録メディアがカセット(VHS)からディスク(DVD)へ、さらにデータ・ネット動画へ変化してはや10年以上。この媒体進化により、動画の画質は飛躍的に進化しました。が、実は画質以上に変革をもたらした部分があります。それは「パッケージに対する認識」。
VHSではさほど重視されなかった装丁部分。しかし、DVDは軽く薄いため、ジャケット込みで一作品と感じる方が多くなっています。
一方、データ・ネット化された動画の世界ながら「何かしら手元に残るモノ」としての装丁がみなおされつつあります。
確かに動画しかないのと、内容の説明がコンパクトに説明された装丁があるないでは、印象は雲泥の差。「もらってうれしい」のは、間違いなくトータルコーディネイトされたものです。
だからこそ、社史動画は、動画に合わせてジャケット・小冊子の制作を強くお奨めしています。それも、デザイナーの手によるものを。こうした部分まで神経を配っているかどうか。受け取る方は、そこまできちんと見ています。
アイデアを凝らし
興味深い表現を
映像における「インパクト」、これにはさまざまな意味があります。それは「人の表情」だったり「テンポ感」だったり、あるいは「高いデザイン性」だったり…いづれにせよ、いい意味で見る側を裏切り続ける退屈しない演出、それが何よりも大切。
多くの企業紹介映像に足らないもの、それがこれです。無難にまとめようとするあまり、印象に残らない内容になってしまう…。それが悪いわけではありません。しかし「印象に残らない」コンテンツは、本来の目的を完遂できない。覚えてもらって、いい印象を持ってもらってはじめて「制作した結果」が得られるのです。
インパクトは重要です。「そういえば何か映像が流れていたな」ではなく「興味深い社史動画を見せられたよ」と言わせる。それができる映像は、その先にある「成果」に近づく、大きなきっかけとなります。