会社案内ビデオの制作ポイント

第三者・外部の方に対し、会社のイメージを焼き付ける…。企業ビデオは、こうした重要な役割を担っています。「こういう組織なんだ」と認識させる、いわば会社の「型もの写真」。それだけに求める表現と構成には妥協せず、長く使える内容にしたいものです。

「顔」が見える会社は、信頼される。
表情が見える、会社が見える。

 ただ淡々と会社概要を説明しても、見る側は退屈するだけ。そうではなく、いかに相手に印象付けるか。いかにメリットを感じてもらうか。そうした「テーマ」を持って作られた映像は「伝わる力」が違います。これまでのありがちな「会社案内ビデオ」に欠けていたのは、まさにその点。そう「気概を感じるかどうか」、それがポイント。
 当社の会社案内ビデオは「社員の表情」にクローズアップします。「こんな人がいるんだ」「いきいきした会社だな」そう感じてもらうことが、親しみを与える第一歩。親しみが生まれて、はじめて「信頼」が生まれるのではないでしょうか。
 だからこそ、当社では「表情の見える」映像づくりを心がけています。ぜひ一度サンプルをご覧ください。
 

意外に思うかもしれませんが、会社案内ビデオと銘打っていても、建物だけが延々と写されたような作品も数多く存在します。これで印象を与えることはとても無理


バリエーション豊かなカットが、映像を面白くする。
多彩なカットを、より多く。

 従来の会社案内ビデオは「無難」をかたちにしたようなものが数多く見受けられました。だから見ていて退屈だったのです。
 理由はさまざまありますが、ひとつの要因として「カット数が少ない」ことが挙げられます。お決まりのような映像がダラダラ流れて、見ていてつまらない…。
 でも、本来会社には「現場」「事務所」「ご近所さん」「従業員の表情」などなど、さまざまな要素がたくさんある。なぜそういったものを反映しないのか。だから、従来の会社案内ビデオは退屈なのです。
 当社では、こうした派生要素もテーマがぶれない程度にたくみに反映。見て楽しい、思わず笑顔になる映像をご提供しています。その差は、歴然。「印象に残らない映像」に、存在価値はありません。
 

次にどんな映像が出てくるのか。こうした「期待感」まで煽ることができて、映像ははじめて効果を発揮します


見ていて小気味よい。そんなテンポ感が大切
退屈しないテンポ感を。

 昨今の人々はテレビ映像に日常的に接していて「映像慣れ」しています。その分、目が肥えているともいえる。そんな方々がオンエア・コンテンツと業務系パッケージを比べた際、もっとも感じる「落差」は何なのか。
 それは「テンポ感」。テレビ番組は秒単位で視聴者を奪い合っているため、一瞬たりともたるい絵のつなぎはありません。しかしプロシューマー系の会社はこうしたノウハウがないため、まるで公民館ビデオクラブのおじいさんが作ったような「たるい」テンポの映像に陥ってしまうことが多いようです。
 当社は、地上波ワイドショー制作がその出自となっています。その利点を生かし、数秒たりとも飽きさせないテンポ感、そして小気味よい編集内容をお客さまにお届けしています。
 

今、どういった映像が求められているか。それを分析的かつ理論的に理解し、表現できる技術をも習得している…それが両立して、初めて制作者としての仕事を全うできる


映像以上に重要なPR力を持つ、もうひとつの要素
ジャケットは「会社の顔」。

 収録メディアがカセット(VHS)からディスク(DVD)に変化し、はや10年近く。この媒体進化により、ビデオの画質は飛躍的に進化しました。が、実は画質以上に変革をもたらした部分があります。それは「パッケージに対する認識」。
 VHSではさほど重視されなかった装丁部分。しかし、DVDは軽く薄いため、ジャケット込みで一作品と感じる方が多くなっています。
 確かに何の印刷もないホワイトディスクを渡されるのと、きちんと装丁されたパッケージを渡されるのでは、印象は雲泥の差。「もらってうれしい」のは、間違いなくデザインされたものの方。
 だからこそ、会社案内DVDはジャケット制作を強くお奨めします。それも、デザイナーの手によるものを。こうした部分まで神経を配っているかどうか。受け取る方は、そこまできちんと見ています。
 

「もらってうれしい」と思えるかだけで、その会社に対する印象は大きく上下します。それこそが、モノにおける「プレミアム効果」


見る方をぐいぐい引き込むためのプライムポイント
技術以上に重要な要素

 映像世代の若者に意見を聞いてみると、就職活動中、会社案内の映像を見せられたことがある人は多い。企業のPRでは、それくらい映像が不可欠の存在になっているわけです。
 が、同時に「テレビと違って洗練度が低い」と感じる方が多いのも事実…。予算が違うので同等に比較するのは酷なのですが、それにしてもどこか「チープな雰囲気」が、濃厚に感じられるのだとか。
 これは避けるべきことです。多くは昨今の映像トレンドを加味しないテンポの悪さが、その原因になっています。ここは若者を幻滅させない、洗練されたコンテンツを用意したいもの。
 当社は報道番組のカルチャーを背景に制作しています。このため、テレビ慣れした世代にも違和感なく受け入れられる、洗練した映像をご提供できるのが自慢です。
 

地域のおじさんが趣味で作ったような映像も、企業VPのなかには存在します。「…雰囲気がトロい」「何だかダサい」。そう思われたら、その時点でおしまい


アイデアと工夫で、映像への集中度を維持
意表をつくインパクト

 映像における「インパクト」、これにはさまざまな意味があります。それは「人の表情」だったり「テンポ感」だったり、あるいは「高いデザイン性」だったり…いづれにせよ、いい意味で見る側を裏切り続ける退屈しない演出、それが何よりも大切。
 多くの企業紹介映像に足らないもの、それがこれです。無難にまとめようとするあまり、印象に残らない内容になってしまう…。それが悪いわけではありません。しかし「印象に残らない」コンテンツは、本来の目的を完遂できない。覚えてもらって、いい印象を持ってもらってはじめて「制作した結果」が得られるのです。
 インパクトは重要です。「そういえば何か映像が流れていたな」ではなく「興味深いビデオを見せられたよ」と言わせる。それができる映像は、その先にある「成果」に近づく、大きなきっかけとなります。
 

一律にテレビの表現手法を否定はできない。易きに流れる一面も確かにある。しかし真剣に視聴者を奪い合っている地上波番組の表現手法には、学ぶべき要素もたくさん含まれている