特別企画・会社案内DVDを作る  映像だからできる可能な業務・会社紹介  事例紹介

内容が伝わる「実効的な」DVDを。よりよい映像を作るための極意とは

「ユニバーサルデザイン」という概念を
わが国で初めて紹介した日本ユニバーサルデザイン研究機構さま。
「カタチ」「外見」にとらわれない、
本当の意味でのユニバーサルデザインの普及に尽力している
内閣府認定のNPO法人さまです。
このたび、業務・団体ご紹介DVDの制作を
くすのき台エージェンシーにご依頼されました。
きっかけ、業者選択、そして制作のプロセス…。
その詳細を伺ってみました。
 

業務紹介DVDは「広告映像」と違う
NPO法人・日本ユニバーサルデザイン研究機構 理事長 横尾良笑さん NPO法人・日本ユニバーサルデザイン研究機構 理事長 横尾良笑さん

プロフィール
東京都生まれ。イギリス、カナダ留学を経て、17歳で慶応義塾大学に入学、21歳で卒業。その後、教育機関に勤務ののち、独自の研究活動やプロジェクト実績を基盤に、日本ユニバーサルデザイン研究機構を創設。以後、ユニバーサルデザイン教育の第一人者として、開発者を対象にユニバーサルデザインの体系化を行い、資格制度を創設する等、精力的に活動。経済産業省「UD指標化・標準化委員会」委員を務める等、様々な経歴を持つ。著書「トコトンやさしいユニバーサルデザインの本(日刊工業新聞社)」

----DVD制作のきっかけを教えてください。
2003年に、当機構の紹介DVDを社内制作しました。この作り直しということで、進行開始。当機構も設立からはや6年…当初より受講生が増えてきて、講座内容も変わってきている。このため、現在の内容に合わせたDVDを作りなおす必要があったんです。

----なるほど、制作着手の段階で「前バージョン」のDVDがあったわけですね。
はい。このDVDは、資料請求の方やセミナー参加者に配布するために作りました。

業者に発注したものではありませんが、ご紹介するべき内容は網羅しているし、映像ならではのリアルな画像も入っています。しかも撮影から編集・完パケまで、すべて社内で完遂している。

つまり、必要な映像コンテンツを作成するための最低限のスキル・経験はもともと当機構内にあった、ということです。

----そんな中、今回あえて外部に制作を委託してみようと思ったのは?
まず「内容の組み方」を変えてみたかった。たとえば講座の紹介や講義記録動画であれば、私たちでも撮影・とりまとめが可能です。

が、そういった物理レベルを超えて「何をやっているか」「主旨やコンセプトはどういうものか」を恣意的に、分かりやすく、しかも簡潔にまとめる作業は、相当難易度の高いプロセスと思います。

我々も主業務で忙しい中、そこまでのことをしている余裕はなく…であれば、信頼できるプロ・業者さんに一任するのが良いのではないか。そう考え、今回の依頼となったわけです。

----依頼する業者さんへの「条件」のようなものはありましたか?
何より「内容が伝わる」ものを作ってくれる業者さんであること。これが条件でした。

今回お願いしたかったのは、たとえば「チャラ〜〜ン!」とAfter EffectsのCGで驚かせるような、広告映像・店頭PRビデオではありません。かといって、結婚式を撮るような単純な記録ビデオとも違う。

当機構の真意を正しく理解、共感してもらえる映像でなければならない…そうなると「番組スタイル」的な、精緻に組まれたコンテンツが理想。そういうものを作れる業者さんを希望していました。

----番組制作プロダクションなら、都内に数多く存在しますね。
はい。けれど一方で、番組とは異なる機能性も必要でした。つまり「その映像をツールとして使う(活用する)人がいる」、ということ。

「使う」というのは言い換えれば「目的完遂の手段にする」こと。そこが大きな相違点でした。

このように、何気なく「紹介DVDを作る」とは言いましたが、よくよく考えてみると大変難易度が高く、要求レベルも相当高度だったと思います(笑)。

----もちろん、映像としての完成度も期待されていたわけですよね。
そうです。前述のように、もともと映像を内製する技術はありますし、受講生・講師陣のネットワークを活用すれば、内々に頼める仕組みもある。

ただその中でも、さまざまなニーズ・タイプに対応できて、さらに自分たちが作っている映像以上に洗練されたものにしてほしい。そういった要求がありました。

機構のPR映像となると、我々見せる側の信用・信頼にもかかわってきます。なので、それを高めることができる映像を作りたいと考えていました。

 

会社・業務紹介映像は、定期的な見直しが必須。1年もたてば、時代も変わるし現場も変わる。状況に即応した内容になっているかどうか
● 定期的な見直しの重要性



映像の価値は「エフェクト画像」ではない。商品・会社の真髄部分をきちんと理解し、それを効果的に伝える演出を施すことにこそある



「番組スタイル」とは、何も派手なエフェクトを旨とするものではない。それは視聴者に伝わりやすく、精緻に構成が組まれた映像のこと
● 番組スタイルの映像とは



映像を「撮れる」ことと「創れる」ことは、まったく意味がちがう。恣意的にメッセージを伝えられるコンテンツの制作は、想像以上に難しい



社の雰囲気に合致する業者を求めて
----業者さんは、どのように探されましたか?
ネット検索です。確か…映像制作とか、そんなキーワードだったと思います。

ただ、さまざまな業者さんのホームページを拝見しましたが、直感で「いいな!」と思えるところに、なかなか出会わなかった。実際、2〜3年の間、ずっと探し続けてたんじゃないかな?

そんな中、くすのき台エージェンシーさんのホームページと出会ったわけです。

----当社ホームページをご覧になって、いかがでしたか?
最大の印象は、サンプル動画が「すごくいい!」と感じたことです。こんな映像、こんな雰囲気のものが欲しい…そう思いました。

あとは、よく他社さんのホームページでは、誰もが知っている大企業の映像を作りました! と主張している記事、そういうのを本当によく見かけます。

ですが、くすのき台エージェンシーさんはそういった表現をあえてしていない。このことに大変好感を持ちました。

----サンプル動画も見ていただいたんですね。
私が拝見したのは、くすのきさんが制作された某セミナー会社さんのPRビデオ。決して大手ではないと思いますが、くすのき台エージェンシーさんは手を抜くことなく、ていねいに、何より愛情を込めて制作されている…それが、きちんと作品から伝わってきたんです。

言ってみれば、ネームバリューにひれ伏すことなく、商品のよさをしっかり理解・さらにそれを引き出して伝える。要は「表現のための基礎的な作業」をおろそかにせず行っている。そんな印象を強く持ちました。

 
----相見積りのご検討は、されたんですか?
いえ。今回は一切、相見積りは取っていません。というのも、前述のようなプロセスがあったので、くすのき台エージェンシーさん以外の制作会社さんにはお声自体をかけていないんです。

もしくすのきさんが見つからなかったら、そもそも制作自体をしたかどうか微妙です。そのくらいだったので、くすのきさんですぐに決定させていただきました。

 

検索によって制作会社を探すのはメジャーな手法といえる。その中から、より洗練された作品を創れる会社を選ぶことが重要
● 「直感」は、意外と正しい



多くの制作会社ホームページで、サンプル動画が掲載されている。その雰囲気・テイストから自社に合う業者を選ぶのがコツ
● サンプルから制作力を見抜く


仕事を「任せられる」業者の条件とは
----では、横尾先生が考える「制作会社」さんのイメージは、何かありますか?
そうですね…私が思うに「手足になって仕事をしてくれる」業者さんって、けっこういると思うんですよ。ですが「頭になって」仕事をしてくれる業者さんは、なかなかいない。なので、そういう会社さんと出会うと本当にうれしいですね。

映像制作会社も、これと同じことが言えると思います。「言われたことをやる」会社は多いんですよ。ですが逆に「提案してくれる」「いっしょに考えてくれる」会社は、残念ながらほとんどない。とりあえず物理的にプレビューを上げることしか考えていなかったり。これはいかがなものかと感じますね。

----先生はお付き合いも広く、いろんな会社さんを御存知かと思います。
わたしたちが仕事でおつきあいしているのは、その道のプロ中のプロばかりなんです。第一線の人たち。世界トップシェアだったり、最先端の技術開発を行っていたりする。そんな方々とやりとりしていると、本質的な部分を見抜くことに長けてきます。

そんな私が今回、くすのき台エージェンシーさんに依頼して感じたのが、先述した「頭になって仕事をしてくれる」という点なんですね。

私たちは、「映像を作る」プロではない。ただ、作りたいものの大まかなイメージはある。ですが、それをどう形にすればいいかまでは分からない。そこを、さまざまな提案で形にしてもらえる。

また、反映したい要素の選定で迷っている部分があるなら、それはそれでいっしょになって考えてくれる・思いをめぐらせ、どうすればいいか共に悩んでもらえる。 それがくすのき台エージェンシーさんだと思います。

----御社の業務・方向性に対する深い理解も欠かせません。
うちでいえば「ユニバーサルデザイン」への正しい認識・理解が必要。その前提として大切なのが、相手の意志に対する「洞察力」や「聞く力」なんですね。ここなくして、構成も何もない。こちらがやりたいと思っていることを上手に汲み取って、かたちにしてくれるかどうか。

この点で、くすのき台エージェンシーさんは満点でした。しっかりと耳を傾けていただけた。

同時にその提案やアイデアを、決して「ひとりよがり」で終わらせないこと。くすのき台エージェンシーさんは、さまざまなアイデアやアドバイスを、きちんとこちらに確認してくれる。で、場合によっては修正したり、OKを出したり。

くすのき台エージェンシーさんのお仕事は、上記の内容を全て満たしていると思う。なので、私たちも安心して「任せる」ことができたんだと思います。

----確かに世の中には、いろんな制作会社さんがあります。
そうです。極端な話、知り合いの映像制作会社さんも、いるにはいるんです。そういったところに頼めば、プロ用の機材を手配するだとか、それなりのシステムで映像を「撮って」もらう、くらいのことはできる。

ですが、かといって当機構を説明する媒体の制作を「任せられるか」となると、その条件だけでは任せられない。なぜなら、先述したように「手足にはなる」けど「頭にはならない」からです。

----大切なことだと思います。取捨選択時の要となる部分ですよね。
はい。もしかしたら、これから業者を選ぼうとしている方がこの記事を読んでくれているかもしれません。そんな方々には「よりよい業者さん選び」が要であることを、強く伝えたいですね。

たとえば何かを発注しようとしているとき。それはデザインだったり、印刷だったり、今回のように映像だったり。そんなときって、知り合いに紹介された会社に頼むことも多いと思うんですよ。

それでもあえてネットで業者を探す、ということがある。それは「紹介された業者に満足できなかった」からのはず。私どもも、おおむね似たようなシチュエーションだったと思います。

だからこそ、よりよい業者を探そうとしたし、結果 くすのき台エージェンシーさんを探し当てることができて大変満足しています。

 

制作映像のみならず、PR全体のことまで思いを馳せてくれる。そこまでの作業をする制作会社が見つかったなら、それは大変幸せなこと



映像制作といえど「仕事」の一種。そこには専門性はもちろん、基本的な「業務に対する姿勢・哲学」こそ、求められる



「聞く力」。ビジネスシーンはもちろん、社会のどんな場面でも必須の能力。さらに「確認・修正」するコミュニケーション力も欠かせない
● 「聞く力」の大切さとは



制作するということは、ある意味「運命を共にする」ことでもある。そこまで腹をくくって、企画・演出を考えてもらえるかどうか



「撮る」ことと「創る」ことが、直結イコールではない、それが「制作」。「街のビデオ屋さん」「ブライダル映像会社」が≒制作会社とは認識されない最大の理由が、ここにある



映像制作にまつわるトラブルでもっともよく聞くのが「サンプルとの落差」。これはかなりの頻度で発生しているようで、発注側としては気をつけたいところ



「仕事に携わるプロ」にこそ、お願いしたい
----では、実際の制作進行について聞かせてください。
期待以上のものができあがりました。「すごくいい!」それが第一印象です。何より驚いたのは「サンプルで見た通りのクオリティで上がってきた」こと。

よくお買い物をすると「期待はずれだった」とか「予想していたものと違う」、そんな経験をしますよね。ですが、くすのきさんはそうではなかった。本当にサンプルと同じクオリティ。

それって本来当たり前のことなんですが、その当たり前のことが実践されたので驚いたわけです。

映像制作会社のホームページに掲載されている動画サンプルって、10の制作事例のうち、飛びぬけて完成度の高いものだけが公開されている場合が多いと、私は感じます。たとえば、定例外に予算が潤沢だったような案件など…。

ですが、くすのき台エージェンシーさんはテイスト・雰囲気、ていねいな造作など、全てがサンプルどおり。そこに大きな安心感と、受け手としてのアメニティを感じました。

----お打合せなどの印象はいかがでしたか?
まず「相手によって態度を変えず、どんな会社も大切に考え、対応してくれる」という点。

ていねいな仕事をしてくれる映像制作会社さんは、他にもあると思います。が、予算や規模で扱いが変わってしまうんですよ。それが実情。それこそ一部上場のような企業はあれこれ対応してくれるけど、町の中小企業の案件はぞんざいに扱うというか。

例で言えば、新人スタッフの練習台にされてしまう、みたいなことですよね。実際にそういう会社も見てきています。だからこそくすのき台エージェンシーさんの業務姿勢には、大変感銘を受けました。

----相手によって態度を変えられると、悲しいですよね。
けっこうありますよ、そういう映像会社さんは。やはり条件によって優先順位を下げるようなことはせず、すべてのお客さんを大切にしてくれる。そんな会社にお願いしたいですね。

----おっしゃるとおりだと思います。
このことは、今回案件のいたるところで感じました。というのも、この案件って途中で「作り直し」をしているんですよね(笑)。そのきっかけは、東日本大震災。
当機構は被災者救済の業務でてんやわんやになりまして。その間、制作がストップしてしまったんです。

----あのときは大変だったとお伺いしています。
そう、で、その後やっと状況も落ち着いてきたので再度映像制作にとりかからなければ、となりまして。それで作り直しになったんです。

----1年弱くらい、ブランクがあったでしょうか。
多分そのくらいです。ですが、くすのき台エージェンシーさんはそういった我々の状況も考慮のうえ、最後まで制作にお付き合いいただけた。

通常作り直しといえば、要は「2本制作」と同じ。なので、2本分の制作費がかかるとする会社もあるでしょう。むしろそれが普通かな。ですが、くすのき台エージェンシーさんは実費+α程度でご対応いただけた。他ではないことのはずです。

こういった部分で、制作会社の「本音」といいますか、「本当の制作スタンス」が明確になると思います。個々のお客さんを大切に思っていなければ、こうしたことはしていただけないはずです。

----世の中には、さまざまなスタンスの映像制作会社さんがありますよね。
そうですね。ちょっとネガティブな話題になりますが、少々「え?」って思ってしまうような映像制作会社は本当に多いです。読んでくれている方に、どこまで信じてもらえるかは微妙ですが…(笑)。

それだけに、親身になって相談にのってくれる業者さんを見つける・見つけられることは大切であり、またまれでもあると思います。

----では、これから映像を作ろうと考えている方々へ、アドバイスをお願いします。
映像制作は『紙や印刷物を発注する』のとは違うと思います。映像で表現するわけですから、感性や印象といった抽象的なことを任せられる相手でなければならない。そこの部分を重視すべきだと思います。

  そして、プロの視点からいろいろアドバイスをいただけること。こちらが気づかない視点を教えてくれて、一方でこちらが内容を整理しきれていないのであれば、いっしょになって整理してくれる、相談にのってくれる。そんな気持ちを持っているかどうか。

また、きれいな映像を撮るプロ、安さにこだわったプロなど、さまざまな方向性のプロが存在すると思います。ですが、そういった専門性もさることながら、何より「仕事に携わるプロ」であるかどうか。ここの見極めこそ肝要。

少々精神論めきますが、そういった部分は、前述したようなさまざまな場面や行動から垣間見えてくる。やはり「一事が万事」。ぜひ重視してもらえればと思います。

----きょうは長時間、ありがとうございました。
 

ていねいな作業・思いを込めて創っているかどうか。それは見ればすぐに分かる。映像といえども、本物とそうでないものは誰の目にも見抜けてしまう






予算規模で態度が変わる。信じられないことだが、こうした事例は数多い。掲載サンプルと大きく落差を感じた時は、迷わずクレームを入れた方がよい






作業としての優先順位は、仕事として携わる以上ありえる話。しかし気持ちの上での優先順位があるのは、仕事人として未熟といわざるを得ない






縦割り的に「できること」「できないこと」を分けてしまうのではなく、現状でできることと、工夫すればできることまで提案する・この姿勢が大事






映像会社としてではなく、「常識的な社会人として」人材に問題のある制作会社が本当に多い。なぜこんなことになってしまったのでしょうか





外部に制作を委託することは、第三者の目線で分析してもらえるメリットもある。内部だけでは思い至らなかった部分を知ることができるのは、貴重な恩恵



まとめ
会社・団体の紹介を映像で行う。
30年近く前から行われてきた、いわゆる映像プロモーション。

これを実践するために
まず映像を作成する必要があります。
そして映像を作るプロセスでは、
さまざまな要素・選択、そして検討が必要であることが
横尾代表のお言葉から分かりました。

単に映像を作るだけでは、最大効果を見込めない。
そこには選ぶ基準を明確にすることと
それに基づいた適切な業者選び・が必要…。

だからこそ。御社で映像を制作される場合
この部分、じっくり吟味されてはいかがでしょうか。

有限会社 くすのき台エージェンシーは
そんな皆さまの熱い思いに応えるべく
制作技術・演出技法など、多方面での研鑽を日々、続けています。

よりよい会社案内ビデオ・会社案内DVDを作製したい。
そう願われている会社さま・企業さま。

ぜひ一度、くすのき台エージェンシーにお問い合わせください。