会議・研究会 記録ビデオ撮影
自前での収録は難易度が高い・その理由とは
会議・研究会ビデオ・撮影の詳細をご紹介します。今は廉価な機材がバラエイティ豊かに販売されており、自前で収録できそうな印象もあります。しかしやってみると、想像以上に難易度が高い…なぜ「会議の撮影」は、こんなに難しいのでしょうか。その理由をご説明いたします。
上の図は中規模会議の標準的なカメラ配置図です。10名前後による会議を完全に記録するためでも、これだけの数のカメラと設営が必要です。また図版では割愛されていますが、実際はこれに加え「音声マイクの設営」も必要。こうした多数の機材準備・設営は、一般の方では手に負えません。さらに、カメラは放置せず操作する必要がある…会議記録がいかに大変な撮影なのか。上図からお分かりいただけるかと思います。
会議ビデオ撮影・記録のポイント大公開
@最大9カメラ
「いつ・どこで・誰が・何を」発言したか。これを明確に記録するためには、9台程度のカメラはどうしても必要。これより少ないと、あちこちから発言が相次いだとき追いつかなくなります。結果、むやみにカメラがふり回されることになり、見るのが苦痛な映像になってしまいます。
A話者にカメラが向く
多くのカメラを設置したはいいが、全て放置状態…これでは収録になりません。話者を狙える、カメラを調整できる。こうしたシステムが欠かせません。またそのシステムを、最小の人員で運用できるプロジェクト組みも不可欠です。
B音声も明瞭に
会議で見落とされがちなのが、音声へのケア。たとえ少人数でも、記録を目的とするならPAシステムのセットアップが必要です。理想は話者1名に対して1本の卓上マイク。これが不可能なら、最低限2名程度で共有するハンドマイクを用意しておきたいところ。
C撮影クルー1名
なぜ1名か。それはできるだけコストを抑えるため。会議記録ともなれば、普通のプロダクションなら大挙してスタッフを引き連れてきます。しかしほとんどは無駄な人員。この人員ひとりひとり全員にコストがかかっている事実を認識しておきたいものです。1名でできるなら1名が理想です。
D時間制限なし
技術プロダクションで多いのが、時間課金してくる会社。しかし会議は何があるか分かりません。多くの場合は議論が白熱し、時間を超過してしまうもの。当社は時間課金をしないため、超過タイムを気にすることなくお任せいただくことが可能です。